漆器のお取り扱いについて

最近では漆器に慣れていない方が多いためか、漆器は扱いがめんどうなものという印象があるようです。しかし実際に使ってみると、とても実用的で丈夫です。長く使ううちに細かい傷はつきますが、丁寧に扱えば10年以上、何十年も使うことができます。塗り直したり、割れたものをつけるといった修理もできます。もっと漆器を使っていただけるように、簡単にお取り扱い方法をまとめました。ご参考にご覧ください。

普段のお手入れ方法
・ご使用後は水またはぬるま湯で洗い、よくすすいで水を切り、乾いた柔らかい布で拭き上げてください。
・油物を洗う場合は台所用中性洗剤をお使いください。
・たわし又はみがき粉の使用は避け、天然繊維(綿・絹・麻など)の小布をお使いください。
・食器洗浄機・乾燥機等の使用はしないでください。
・直火、電子レンジ、オーブン等の使用はしないでください。

上手な使い方のポイント
・陶磁器などと重ねないでください。傷の原因になります。
・長時間湯水に浸しておくことは避けてください。
・天然木、天然漆のため、ごくまれに変形、変色する恐れがありますので直射日光を避けて保管してください。
・新しい漆器の匂いが気になる場合は、米びつの中に数日間いれておくか、直射日光のあたらない風通しのよい場所に置くと効果的です。
・急激な温度変化により、漆の表面が白く変色してしまうことがあります。熱いものを盛る場合は、沸騰したてではなく、ひと呼吸おいて盛り付けてください。気になる場合は一度ぬるま湯に通してから盛り付けてください。
・冷蔵庫内は乾燥していて、漆器のひび割れの原因になります。ただし、盛り付けてから食事が始まるまでの短い時間でしたら問題ありません。
・漆器は極端な乾燥を嫌うので、長く使わない場合は、食器棚に少し水の入ったコップなどを置いて、乾燥しないようにしてください。